ブリング機能はシークインツールに似た編集機能で、ブリングランニングとフィルのパターンを作成することができます。シークインとブリングの異なる点は、ブリングはオーバーラップしたり、お互いが近すぎる場所に配置できないことです。またブリングにはステッチは必要ありません。
ブリング、ラインストーン、クリスタルは、どれも製品やテンプレートに配置する装飾的なオブジェクトを意味する用語です。これらには様々なサイズ、形状、色や材質があります。
ブリングデザインの作成には、2種類の基本的なプロセスがあります。
ホットフィックステンプレート生産
直接貼り付け生産
ホットフィックステンプレートの生産方法は2種類あります。
ブリングテンプレート:これは転写前にラインストーンを配置するデザインのレイアウトです。このテンプレートはカッターや彫刻機で作成されます。ラインストーンは手動の塗りつぶし処理によりテンプレートにより配置され、転送テープに手動で転送されます。
ブリング転写:セミオート処理で、ブリングはマシンで直接転写テープ(またはシート)に配置されます。例としてIOlineCrystalPressとCAMSマシンが挙げられます。ブリングデザインは製品(例:Tシャツ)に熱転写されます。
直接貼り付けブリング生産は、様々なマシンで対応しています。自動のラインストーン転写マシンは、早いスピードで大量生産に対応できるようデザインされています。これらのマシンでは、スタッズなど様々なタイプのラインストーンを直接生地に固定することができます。
参考 CAMS自動ラインストーンデコレーションマシンまたは直接接続のカッティングマシンのいずれもお持ちでない場合は、生産用にブリングを変換コマンドを使用して、ブリングオブジェクトをベクター形状に変換することができます。これらは第三者アプリケーションで使用することができる、ベクターファイルに出力することができます。詳細はブリングを出力するをご覧ください。
マシンに送信される切り取りデータは。テンプレート内のブリングの位置、サイズ、形状をベクターのみで構成されています。ブリングの配置に直接関係しない繋ぎラインやデータは含まれません。
ブリングテンプレートには、使用するブリングサイズに合うようカットされた穴が含まれています。下記はストーンサイズと穴の大きさに関するテーブルです。「SS」は「ストーンサイズ」を意味しています。
ストーンサイズ |
穴の大きさ(mm) |
SS04 |
1.7 |
SS05 |
1.9 |
SS06 |
2 |
SS07 |
2.3 |
SS08 |
2.5 |
SS09 |
2.7 |
SS10 |
2.9 |
SS12 |
3.2 |
SS16 |
4 |
SS20 |
5 |
SS30 |
6.5 |
SS34 |
7.3 |
SS40 |
8.7 |
SS48 |
11.4 |
SS60 |
14.3 |
ブリングツールバーは下記のツールを装備しています。
ブリングオブジェクトには、通常の刺繍オブジェクトのようなプロパティがあります。オブジェクトプロパティドッカーには、これらのプロパティを管理するブリングフィルとブリングランニングの2つのタブがあります。編集可能なプロパティにはブリングタイプ(サイズ、形状、色、ファセット)、パターン、埋め密度、角度、レイアウトがあります。ブリング機能に含まれるもの:
シークインツールに似た機能
定型のラインストーンの形状ライブラリ
アウトラインとフィルパターンを作成するツール
オーバーラップを避けられるよう、ストーンの位置を調節できるコントロール
ベクターアウトラインから、ブリングパターンへの変換できるツール
アップリケのように、カッティングマシンに送信する切り取りファイルを作成するコマンド
製作ワークシートで、サイズと色によるブリングカウントの提示