デザインを印刷する

マルチデコレーションデザインでは、印刷処理する際に出力する必要があるものもあります。この構成要素は「印刷」や「グラフィック」と呼ばれています。
一般的によく使用される印刷処理:

直接貼り付け生産

DTGプリントは、PCから行なう印刷物と同様に扱われます。プリントするイメージは、MS Windows(R)プリントマネジャーからプリントドライバを使用して、DTGプリンタに送信されます。DTGプリント用のイメージの背景は、一般的に透明です。DTGプリントはイメージの熱定着を行い、製品を洗うことができるようにします。

昇華型

昇華型印刷はDTGプリントに似ていますが、使用される固形インクはDTGプリントで使用される液状インクに比べ、より均等なグラデーションを作成することができます。昇華型印刷ではインクは剥離紙に印刷され、生地などに転写されます。

昇華は、固形から気体に変化し、液体にはならずにまた固形になることを意味します。染料粒子がガスとして紙から移動し、生地や他の素材にポリマーで接着しされ、再度固形となります。転写は高熱(205°C)と圧力を使用し、イメージは浸透し基質の一部となります。

スクリーンプリント

スクリーンプリントは直接印刷(DTG)よりも複雑な処理で、デザインを形成する各スポットカラー(Pantone)のスクリーンの作成を必要とします。スポットカラーは、特殊なインクやパントーンカラーなどとしてみなされます。各デザインの重なり具合により、それぞれ複数のスクリーンが必要になる場合もあります。

熱転写プリント

衣類を扱う産業ではあまり使用する機会のない、熱転写ペーパーを使用します。アイロンや熱圧力で製品に熱でプリントしたグラフィックを固定します。製品に熱転写を行なうにはイメージを反転させないといけない為、一般的に熱転写メディアに対応するプリンタには自動反転機能が装備されています。熱転写はマグカップやペンなどの製品やメディア向けで好まれて使用される処理です。

関連項目