シークインを配置する前の最初の固定ステッチが、出力方向と反対に配置されているよう(マシンメーカー推奨)確認するオプションがあります。このオプションがないと、シークインがはずれる場合があります。配置を誤り、針がシークインの中心を打ち損ねた場合は、刺繍用の生地、針、あるいは針板を傷める可能性があります。マルチヘッドマシンでは、シークィンは前方(南側)から送り出されます。従って最初の固定ステッチは北側に配置されてないといけません(初期設定)。シフリマシンでは、その逆になります。
1シークインランニングオブジェクトを選択し、ダブルクリックでオブジェクトプロパティにアクセスします。
2最初の固定ステッチが出力方向と反対になるよう、ステッチ開始方向を選択します。
ステッチ開始方向 |
出力方向 |
北側から |
前方または「南側」(マルチヘッドマシンの場合) |
南側(シフリ)から |
上方または「北側」(シフリマシンの場合) |
注意 指定なしオプションを使用する場合は、配置方向は重要ではありません。このオプションを選択すると、固定ステッチ生成数を最小に抑えられますが、ご使用のシークインデバイスには適切ではない場合があります。マシンの説明書もよくお読みください。
3最大角度を入力し、ステッチを開始する角度の範囲を特定します。
北側または南側の固定ステッチの設定値を設定することができます。初期設定は90度ですが、この値はお使いのマシンの性能に合わせて増加または減少します。
4必要に応じて、自動的に針落ちを拡散するオプションを選択します。
このオプションは同じ位置に生成される針落ちの数を最小限にするためのもので、シフリ対応の固定ステッチを生成します。シフリテンプレートを選択した場合、オプションは初期設定により「オン」となります。「オフ」に設定した場合、固定ステッチのいくつかはシークイン中心と外側の縁両方で同じ位置に複数の針落ちを生成します。
5必要に応じて、隣接部で接続するオプションを選択します。
初期設定ではこのオプションはオフになっており、固定ステッチの最後の足と次の固定ステッチの初めの足が連結されます。ただし、これはつなぎ糸が最大シークインステッチを越えない場合を除いて有効です。固定ステッチモチーフの足部分を、常に次の固定ステッチモチーフの最も近い足部分に繋ぎたい場合は、隣接部で接続するオプションを選択します。