EmbroideryStudioでは、自分だけのシークインランニングパターンを作成することができ、またパターンライブラリに保存することもできます。マシンの機能により、パターンには重ね置きあり/なしのツインまたはマルチシークインが伴います。
シークインパターンでは、各シークインに異なる固定ステッチを適用することができますが、一般的にはパターン中にあるすべてのシークインに同じ固定ステッチを使用します。通常はバランスを考えてシークインの量に対する刺繍生産のコストを考慮するでしょう。ステッチ数は少ないほど、生産コストを抑えることができます。同時に、頻繁に行う洗濯などに耐えられるようシークインをしっかりと縫い止めたい場合もあるでしょう。
スタック(重ね置き)シークインのパターン設定は、マシンの機能によって異なります。Dahaoフォーマットでは、シークインは重ねて落とされ、単位の留めステッチで留められます。マシンフォーマット以外は、初めのシークインを落として固定した後に、その上にもう一つ落とし再びステッチします。
シークインランニング(自動)でシークインランニングオブジェクトを作成するか、既存のオブジェクトを選択します。パターンをプレビューできます。
使用したいシークインの組み合わせを選択します。
オブジェクトプロパティを開きます。パターンテーブルには、現在使用しているシークインが表示されます。
列上部の+とXボタンで、追加または削除します。
ドロップリストからシークインから選択します。選択したサンプルはすぐさまアップデートされます。
お使いのマシンフォーマットでサポートされている場合(例:Tajima TBF、Barudan FDR IIまたは3、SWFツインシークインなど)、レイヤーフィールドでシークインの重ね置きを設定することができます。シークインを重ね置き(「上部」)するのか、新しく「ベース」にするのか特定します。
Dahaoフォーマットでは、ドロップリストから重ね置きの組み合わせを選択することができます。この場合、2または3つのシークインを同時に落とし、単一の固定ステッチと留めることができます。
参考 デジタイザーは使用するマシンの機能を知っておく必要があります。サポートされていないシークインの組み合わせ(例:4つのシークインの重ね置きなど)を選択した場合、ドロップコードはマシンでは無視されます。
間隔フィールドで、各シークインの間隔を入力します。間隔はシークインの中心から次のシークインの中心までの長さとなります。
固定ステッチフィールドで、使用したい固定ステッチのタイプを選択します。一般的には、パターン中にあるすべてのシークインに同じ固定ステッチを使用します。
シークインランニングパターンを作り終えたら、保存をクリックして、後で使用できるようパターンを保存します。
新しいパターン名を入力し、OKをクリックします。パターンはシークインパターンダイアログで使用可能になります。